皆さんこんにちは。お久しぶり、鼠スープです。
今回はヘクトルのお話。ヘクトルは7弾、13弾そして今月発売の21弾の3回新規を貰っていて、且つ主要キャラの為レアリティもSR2枚と優遇されています。
ただ原作とは違い、サイファでのヘクトルの道なりはとても険しいものでした。
自分は烈火、聖魔、蒼炎辺りがドンピシャの世代になるので、この辺りのキャラには思い入れがあるし自分が紫、緑主人公に寄るのも必然なんですがその中でもヘクトルは色々形をかえてかなり使ってきた自負があります。
では7弾環境のヘクトルの話から
一枚で効果が完結している良カードです。アルマーズすれば迅雷も起動できるのでどれだけアルマーズを続けられるかがヘクトル主のカギでした。
7弾時はヘクトル主のアルマーズ連打に苦しんだ人も多いと思います。ただ当時ヘクトルがtier1にいたかというとそうではなく、例えばスイスドロー4回戦だとしたら毎回3勝1敗になるようなデッキであまりトップを取れるデッキタイプではありませんでした。
理由は相手側も対処がわかりやすいからですね。
ヘクトル側が息切れするまでワントップでアルマーズを回避し続ければいいのでカザハナのようなそもそも不利なデッキもあるし同弾で出たニノを積んでいるデッキ相手は割とつらい対面で、そのあたりが勝ちきれなかった要因です。
自分は当時は紫白でライブやニノでヘクトル回収しつつ、ミタマの575でリソース補充するデッキを組んだり、9弾発売後は紫赤でニノ以外にクレアがヘクトル回収を狙いつつ自身も打点になるようにしたりと色々やりましたが中々厳しかったですね。
横に広げるのが強いサイファでワンマン主人公というのはやっぱり厳しいものがありました。
ただカードゲームで不利対面がないデッキタイプがでてしまうと環境が硬直するのでこういう一癖あるデッキが沢山でてくるのがカードゲームの理想環境ではありますよね。
賛否両論ありますがポケモンカードゲームの弱点というシステムはそこをよく克服していると個人的には思います。
そして13弾ヘクトル
記憶がうろ覚えですが5コストの無条件80はコイツが最初だった気がします。80主人公自体は屍クロムだったりカムイだったりそれなりにいましたが。
正直にいうとあまり強くないなーというのが正直な感想でした。
支援スキルも本スキルも弱いことは書いていません。ただどうやって使うのかが全く見えてきませんでした。割と早いデッキで使いたいスキルではあるものの本体の出撃コストが高い!
致命的なのは相手のオーブを割り切った後はただのバニラ80になってしまうことで、今までのようにヘクトル回収を主眼にデッキを組むと、フィニッシャーをいれるスペースがなくなります。
ただ幸いにもスキルのコストが7弾ヘクトルと同じなので二種のヘクトルが共存できることはよかった点。
軸になるのは7弾ヘクトルでハンド次第では3コスト→5コストヘクトルと段階的なccをするのが自分の中での答えでした。紫は聖魔が追加され11弾ラーチェル等のそこそこ相性がいいカードが増えたため、紫単でも組めるようになりました。
ただ支援10が足を引っ張ったのもあってファンデッキ止まりではありました。
そして21弾ヘクトル
娘であるリリーナを強化するというコンセプトはほぼ絡みのなかった原作から見ても胸熱な展開で面白いと思いましたがスキルテキスト自体は何もかもがかみ合ってない印象を受けました。
まず当たり前のように5コストであること、これなら4コストでも全然許されただろ…。
5コストならせめて戦闘力80かリバースコスト1にするかリリーナを永続+20にするかのどれかが欲しかったというのが正直な所。
もう一つがリリーナとスキルコストが被る所。
5コストリリーナのフォルブレイズが実質リバース2なのでこのヘクトルとリバースを食い合います。しかも両者バフなので元々オーバーキル気味のリリーナの打点を上げるだけというあまり意味のない結果に終わります
リリーナ主人公の横という手段もありますがそれだとゴンザレスでいいという結論になるのでやはりどうしても主人公で考えなければなりません。
このヘクトルを主人公として組むならコストの被らない9弾3コストリリーナ、後は無色リリーナを使うのがスマートですね。
この二枚のリリーナはどちらもヘクトルの持つリリーナバフを最大限生かすことができ、スキルのコストも被らないため、この8枚体制で行くのがいいのかなと思っています。
正直今の時代コスト5/4でこの能力は環境と戦うには遅すぎるのであくまでファンデッキになると思いますが折角出る新規ヘクトルなので集めて遊んでみようとおもいます。